美術系大学卒業後、和装品卸会社に勤務。

日々たくさんの帯締めに触れる中、

絹独特の色合いや、手触り、光沢、しなやかな柔軟性など

これまでほとんど知ることの無かった”組みひも”に興味を持つ。

 

伝統工芸の技がどんどん失われていく現状の中、

組みひものシンプルな美しさを広く伝えたいとの想いから、退社。

 

組みひもを用いたワンランク上のアクセサリー制作にたどり着く。

その過程で、日常にも深く関わっていた“結び”の文化に改めて気付かされる。

 

現在はアクセサリー制作の他、組みひもの伝統技術のひとつである、

撚房(よりふさ)と呼ばれる特殊な高級房の製造加工を習得。

職人としても腕をふるう。

その他、帯締めの飾りや小物のデザイン•加工まで一手に担う。